江戸時代初期、南部信直の代に整備された三戸城は、一度は盛岡城の完成に伴いその役割を終えましたが、洪水被害による盛岡城の再整備時に、その重要性が再び認識されました。
三戸城は山城であり、馬淵川と熊原川の合流地点に立地しており、晴天時には街並みが一望できます。その景色と歴史性が評価され、2022年には国史跡に指定されました。特に春のゴールデンウィークには、桜の美しさと歴史的建造物のコラボレーションが訪れる者を魅了します。
三戸城の歴史
三戸城は伝承によれば、1539年に南部晴政の代に本三戸城と呼ばれた聖寿寺館(しょうじゅじたて)が家臣の謀反によって放火され、新たな拠点のために現在の場所に築城したとされています。
ただ、築城時期においてはもう少し後となる1558年から1570年の永禄年間に築城した説もあるため、正確な年代は特定できてません。
本格的に城として整備されたのは南部信直の代で、江戸時代に入り、盛岡城の完成によって一度拠点を移したものの、盛岡城が洪水被害に遭ったことで、再度三戸城が整備され、再度盛岡城の整備が完了した後、三戸城は城代が置かれ、破却されることなく現在に至ります。
三戸城の見どころ
三戸城は山城で、馬淵川と熊原川の合流地点に位置していて、見渡す景色は晴れていれば城下の街並みを一望できるほどです。
城に見えるのは「温故館」という模擬天守です。
また2022年、三戸城跡が国史跡として認定され、歴史的価値が認められました。
ゴールデンウィーク期間にタイミングがよければ、桜とのコラボレーションが実現して映える写真が撮れます。
青森では、南部の文化を感じられる歴史的建造物は数少なく、三戸城は城郭ファンや戦国ファンなどにとって貴重な建造物といえます。
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