眉ソムリエやメンズ脱毛サロンを経営 - 眉ソムリエNARUMI

コンプレックスを解消し、次なる一歩へつなげる

事業内容を教えてください

有限会社マロミは青森県青森市で「眉ソムリエ」としてまゆ毛の描き方を伝える活動とメンズ脱毛サロン 「SAMURAI Classic」の店舗運営をしております。
眉ソムリエという言葉を初めて聞くという方もいらっしゃるかもしれません。
その人に合ったまゆ毛の描き方や何を使って描くのかはもちろん、自分が本来なりたかったものはなにか、理想の自分って何だろう。というお客様の感情をまゆ毛を通して伝えることを大切にしています。
もう一つの事業としてメンズ脱毛も行っており、美容という観点から身だしなみや見た目を変えてコンプレックスを解消することで、お客様の次につながる第一歩を踏み出すきっかけになることを事業理念としております。

人の縁がつないだ美容の道

創業のきっかけを教えてください

このお店は祖父の代から続く化粧品店で、私で3代目になります。
もともとは料理の仕事をしておりましたが、今から18年前の22歳の時、母の病気をきっかけに家業を継ごうと思いました。それから東京のメイクの専門学校で2年間学び、2005年の8月、24歳でこの化粧品店に立ちました。
はじめはお客様のメイクの悩みに対してアドバイスをしたり化粧品を販売したりしていたのですが、家業の化粧品店を大きくして続けていくにはどうしたらいいのだろうと試行錯誤しながらやってきました。当時はキムタクのビューティフルライフ、カリスマ美容師ブームから5年、青森でもやっと男性美容師が認知されるようになった頃でした。
とはいえ東京から遠く離れた青森の地で化粧品店に男性が立つことは非常に珍しく、なにをやってもなかなかうまくいきませんでした。

働きながら10年後お店に立つ自分の姿を想像して、50近くのおじさんが化粧品店に立つという、人から見たら驚かれそうな光景に打ち勝つには、美容の先生になって、ここを『美容界で活躍する有名な先生がいるお店』にするしかないと考えます。しかしそう簡単にはいきませんでした。
地道に町行く人に声を掛けて技術を伝えようとしたり、大規模なイベントに出店して世界へのチャンスを掴もうとしたりしてみても、何にも引っかからなかった。
たくさん方法を試して努力したけど思うように芽が出ない。

極めつけはインフルエンサーの登場でした。
化粧品販売員がひとりのお客様に接客して少しずつ信頼関係を築いて1つの化粧品を売るのに対し、インフルエンサーは企業から莫大なお金を貰って数分宣伝するだけで、何千もの商品が売れ、何億というお金が動きます。

美容の先生やインフルエンサーになれるわけでもなく、青森の人口減少を止められるわけでもない自分。
10年後、ここに立っていられるイメージがつかない。
色んなことをしても花は開かず、美容の神様に「君は美容の世界にいちゃいけない」と言われているような気がして、2019年、完全に美容の世界から足を洗おうと思いました。
その決断をしたときは、悔しさよりもやるだけやったという清々しさが大きかったです。

まゆ毛レッスンが転機になり、眉ソムリエを商標登録

しかし転職活動をしても、40手前という年齢や経営経験があることで癖の強さを懸念されたのか、どこにも雇ってもらえず、38年、僕の人生で何が残ったのかという大きな絶望を感じました。

その気持ちを今も書き続けているブログに綴り、当時いたブログメンバーにこれからのことを相談したところ、そのうちの1人が「その技術を世の中に埋もれさせちゃうのはもったいない」「集客はするから、お客さんにまゆ毛の書き方を教えて。」と言ってくれたことで美容人生の最後の仕事に、まゆ毛レッスンをしてみようと思って引き受けました。

そんな気持ちでやってみたまゆ毛レッスンですが、来る人みんなまゆ毛ひとつで本当にいい笑顔をしてくれました。美容にはその人の人生観や生き方すらも変える力があるということを、やっと確信できたまゆ毛レッスンでした。

この店を大きくするにはどうするか考えて色んなことをやっていって、たくさん挫折を経験して、最後にたまたま残ったのがまゆ毛レッスンだったのです。
まゆ毛で人の人生を変えることができるかもしれない。この仕事と一緒に生きていこうという意味で眉ソムリエを商標登録しました。

もう一つの事業であるメンズ脱毛も、ブログで知り合った尊敬している社長の「脱毛サロンをやってみるといいんじゃない?」という一言からはじまりました。
そこから脱毛サロンについて調べてみると、青森という地でもやってみる価値はあるかもと思えました。
その数週間後に偶然脱毛の師匠になる人に出会ったり、希望条件にあう物件が偶然空いたり、奇跡的なタイミングで救いの手が差し伸べられる経験を何度もしました。

僕は決してスムーズに事が進んできたわけではありませんが、あきらめないことが大切だということは身をもって伝えられます。そこに何か勇気を貰えた人がひとりでもいてくれたら一番いいかなと思います。何を売るかというよりも、どうしてそれをやるのか、誰のためにその仕事をするのか、ということが大切になってくるのではないでしょうか。

たすけてという一言がなかなか言えない時代ではあったけど、「たすけて」と言うことは同時に「たすけたい」という人も実は同時にいて、助けが必要だった僕も助かるし、相手もなにかひとつ人の役に立てたと思えることだから、自分のためにもなるし相手のためにもなります。勇気を出して伝えるのは大切なことだなと思います。

僕にできることで 誰かのきっかけに

今後の目標を教えてください

美容の世界から、お客様の見た目のコンプレックスを解消して、ご本人の「やってみよう」というような行動のきっかけになりたいです。
何かに挑戦しようとすると、否定的な意見が多く向けられてしまう世の中ですが、僕ができる美容の技術で、前向きにチャレンジする人であふれた世の中にしていくことが自分のやるべきことだと思っています。
物事簡単にはいかないけど、試行錯誤することやどんな仲間と生活するかで物事変わるんだよっていうことを伝えられるかっこいいおとなになりたい。
尊敬できる人がくれた言葉に支えられ、その背中を追いかけてここまでずっとやってきました。
今度は自分が、かつての自分のように悩んでいる人の救いや役に立ちたいと思って生きています。

こだわりの"せり"と奥入瀬渓流がおすすめスポット

岩木山にある山田農園のせり

青森県弘前市、岩木山の麓にある山田農園さんの一町田せりが隠れた名産品です。
生でも食べられるし根っこまで食べられる、園長さんがこだわりを持って育てているせりでとてもおいしいです。
この山田農園さんはただおいしいというだけでなく、肥料や農薬を極力減らして、作物に寄り添った農業をしています。
ここで作られる一町田せりやりんごをはじめとする作物はもちろん、園長さんの熱い思いが好きです。
そんな人となりを知っているからこそ応援したくなります。

山田農園 (https://yamadafarm831.wixsite.com/yamadafarm-hirosaki)

青森では奥入瀬渓流

青森でお気に入りのスポットは奥入瀬渓流です。
美しい苔に圧巻の滝。季節によって見せる景色が異なり、いつ行っても楽しめます。
マスクを外して思いっきり深呼吸したくなります。
色んな渓流を巡った人も、みんな「ここが凄い」と言うほど自然のエネルギーを貰える場所です。
気分を変えたいときは絶対行くし、疲れているな、調子が悪いかなという時にも行きたくなります。

おすすめの温泉は北小苑(きたこえん)温泉

もうひとつおすすめの場所があって、それは北小苑(きたこえん)温泉です。
青森市から距離がありますが、デトックス効果が凄く、月に1回は行っています。
入った翌日は体に休むスイッチが入ってずっと寝ていたいくらいなんですが、体がとてもすっきりしています。
そこの女将さんがごはんも出してくれるのですが、その小鉢がめっっちゃおいしい!
地元でとれた食材を使ったおいしい料理が楽しめます。

リンク:
https://kitakoen-onsen.com/

有限会社マロミ 代表取締役 鳴海 吉英

会社概要
会社名 有限会社 マロミ
代表取締役 鳴海 吉英
設立年月 1990年9月
事務所 〒030-0822 青森県青森市中央1丁目24-4
URL       https://mayusomurie2020.com/

メンズ脱毛サロン SAMURAI Classic
営業時間/5:00〜21:00
定休日/なし
※諸事情により、臨時休業とさせていただく場合や営業時間を変更する場合があります。
〒030-0843
青森市浜田1丁目7-11 Wish102(アパートの1階)
JR線「青森駅」より車で10分/徒歩40分
URL     https://maps.app.goo.gl/KPcChjqETzjNf8K16?g_st=ic

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