田小屋野貝塚の歴史
発掘調査の過程で正確な年代についてばらつきがあるものの、田小屋野貝塚は紀元前約6000~4000年前に点在していた貝塚です。
1928年に最初の発掘調査が実施され、ヤマトシジミなどの貝殻が出土したことから1944年には国の史跡に指定されました。
しかし戦後になって、このあたりの集落として機能性に疑義が生じたことから追加調査を行うこととなったのです。
すでに青森県立郷土館の調査が行われていましたが、2008年から幾度かに分けて追加調査を行い、竪穴建物・墓・貝塚・捨て場・貯蔵穴などを発見しました。
つまり、集落として機能されていたことが出土品から証明され、縄文人が暮らしていた拠点として認められました。
2021年7月、「北海道・北東北の縄文遺跡群」の1つとして田小屋野貝塚が世界遺産に認定されたのです。
田小屋野貝塚の見どころ
田小屋野貝塚はつがる市木造という十三湖方面にあります。
縄文文化を知るためには、三内丸山遺跡以外に、浜辺で暮らしていた縄文人の生活について知る必要があります。
そのうちの1つが田小屋野貝塚です。
出土品から察すると、昔は津軽平野一帯が海や沼だったことがうかがえます。
また、縄文人がどんな暮らしをしていたのか想像するだけで楽しいです。
主要駅・空港からのアクセス
青森駅 から車で 60 分
青森空港 から車で 50 分
弘前駅 から車で 60分
浪岡駅 から車で 43 分
八戸駅 から車で 2時間
三沢空港 から車で 2時間