根城の歴史
根城は諸説ありますが、1334年に南部師行(なんぶもろゆき)により築城された城が有力です。
1627年に領地替えにより使われなくなるまでの約300年間、八戸地方の中心として利用されていました。
やがて南部家が盛岡藩を開くと、盛岡城を築き、根城は廃城となりました。
1941年に根城は国史跡に指定され、戦後の1978年から約11年間にかけ発掘調査及び整備事業が進められ、馬屋や鍛冶工房などの痕跡が発見されたのです。
1994年には本丸主殿などが復元され、周囲は「史跡根城の広場」として整備され現在に至ります。
根城の見どころ
根城は天守閣のある城でなく、平城が特徴的です。
中世にできた城は、どちらかと言うと砦に近い外敵に攻められた際の防御拠点としての役割を果たすことが多かったとされます。
本丸のほか中館、東善寺館など合わせて8つの郭からなる約18.5万㎡の平城の跡で、城郭ファンの中のコアな中世の城が好きな人に好まれる傾向にあります。
中規模部隊が駐留できる拠点と考えれば、発掘調査の結果、鍛冶工房や馬屋、納屋などが発見されたことで、城としての機能していたことが証明されたかっこうです。
中世の城に関する構造物が復原された数少ない場所ですので、歴史好きの人も一度訪れてみる価値は十分にあります。
主要駅・空港からのアクセス
八戸駅 から車で 8分
三沢空港 から車で 36分
青森駅 から車で 1時間30分
青森空港 から車で 1時間30分
弘前駅 から車で 2時間
浪岡駅 から車で 1時間40分