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シードルとは?
シードルとは、りんごを発酵させて造る果実酒のことをいいます。
炭酸が強いものから無炭酸のものまでさまざまありますが、日本で造られるシードルには炭酸が入っているのが一般的です。
使われているりんごや製造方法によって味わいが異なり、渋みや苦みの強い辛口、中辛口、甘さを活かした甘口などに分類されます。
香りを楽しめるワインのようなシードルや、飲みやすいカクテルに似たシードルなどの中から、青森のおすすめシードルを紹介します。
青森のシードルが注目されている理由
本場イギリスで開催された、国際的なシードル品評会で金賞を受賞したのが「A-FACTORY AOMORI CIDRE sparkling」です。日本で唯一の金賞受賞は、青森のシードルが注目されている理由の一つといえるでしょう。
豊富な品種のりんごが栽培される青森県だからこそ造れるお酒なのかもしれません。
青森県産生食用りんごのみを使用した、フルーティーな香りとみずみずしい味わいが楽しめるシードルを堪能してください。
A-FACTORY アオモリシードル
2010年、「シードルを通じて”りんご王国青森”を盛り上げていこう!」という言葉をコンセプトに開業したブランドです。
青森駅から徒歩2分の場所にある複合施設「A-FACTORY」の中に、見学や試飲が可能なシードル工房が設けられています。
製造しているシードルは、3%、5%、7%、ノンアルコールの4種類。オンラインショップでも販売しているため、気軽に飲める商品となっています。
青森県産ふじとジョナゴールドを使用した、フルーティーなシードルをお楽しみください。
sparkling Standard
低温でじっくりと発酵させることで、甘みと酸味のバランスがよく、飲みやすいシードルに仕上がりました。
アルコール度数は5%、容量200ml、375ml、750mlのものが展開されています。
ピザやディナーなど、食事に合うシードルを探している人におすすめです。
sparkling Sweet
まろやかな甘みが口の中にふんわりと広がる、アルコール度数3%の甘口シードルです。
りんご本来のコクや甘みを楽しめます。サラダやスイーツに合う味わいで、お酒が苦手な人やシードルを初めて飲む人にもおすすめ。
成人式を迎えるお子さんや、贈答品として購入を検討するなら、迷わずコレ!
sparkling Dry
国際的な品評会で金賞を受賞した、アルコール度数7%の辛口シードルです。
コクや深み、りんごの甘さは控えめですが、ビールのようなキレや辛味が味わえます。
海鮮料理や乾物、チーズなどのおつまみと相性バツグン!普段からお酒を飲む人や辛口のお酒が好きな人におすすめです。
Apple soda
こちらは、アルコールが苦手な人や未成年者でも飲める炭酸飲料です。200mlと375mlのものが製造販売されています。
ろ過を粗めに抑えることで、ジョナゴールドの酸味や甘みが引き立ったりんごジュースに。
砂糖や人工甘味料、香料を使っていない、りんご果汁100%の炭酸飲料をお楽しみください。
タムラシードル
タムラシードルは、青森県弘前市にあるタムラファームが製造しています。
誕生のきっかけとなったのは、社長の友人が送ってくれたおいしい「丹波ワイン」。そのワイナリーでシードルをテスト販売しているという情報を聞きつけた社長。「世界に通用するおいしいシードルを造りたい」という想いが合致した「丹波ワイン」との出逢いから生まれた、奇跡のシードルとされています。
サンふじや王林、紅玉やジョナゴールドなど多種多様な品種をブレンドしているのが特徴です。
りんごは天候や収穫時期によって味が変化するため、毎年ブレンドの割合を調整しながら造られています。
紅玉
あっさりとしたフルーティな香りと華やかな泡立ちによる、素朴な甘さが特徴のシードルです。
余韻として、まろやかな酸味と上品でコクのある甘みが楽しめます。内容量は500mlで、アルコール度数は5%。
「国際シードルメッセ2017」で金賞のポム・ドール賞を受賞しています。
アップルパイにも使われる、紅玉ならではのさわやかな酸味をお楽しみください。お酒を飲み慣れない人にもおすすめです。
タムラファーム 3本セット
飲み比べやギフトとしておすすめなのが、500ml×3本セットの商品です。3本ともアルコール度数は5~6%。
さわやかな酸味と素朴な甘さが特徴の「紅玉」。
紅玉の酸味とほのかな苦み、トキのフルーティーな香りが楽しめる「紅玉&トキ」は、やや辛口ですっきりとした味わいです。
完熟りんごの優しい甘さと酸味のバランスが丁度よい「シナノゴールド」は、黄色いりんごを100%使用しているため、赤いりんごとは異なる香りや味わいが楽しめます。
キモリシードル
弘前市のりんご畑のにある小さな醸造所で造られている、キモリシードル。果汁を絞り、醸造タンクの中で酵母の力を借りてゆっくりと発酵させています。シードルに欠かせない炭酸は、人工的なものを一切使っていないのが特徴です。
密閉しているタンク内に発生する炭酸を、そのまま溶け込ませる自然な製法を取り入れています。
主な原料は、酸味と甘みのバランスがよいサンふじ。
ろ過をしないため、りんごの果実感やまろやかな舌触りをお楽しみいただけます。
DRY
キモリシードルが造る「DRY」は、肉料理や魚料理などに合う辛口のシードルです。
主な原料はサンふじ、アルコール度数は6%で、375mlと750mlの2サイズ展開となります。
特別なイベントやパーティ、宅飲みなどで、食事とともに楽しむのがおすすめです。
SWEET
お酒が苦手な人でも飲みやすい、サンふじを使用した甘口のシードルです。
アルコール度数は3%で、こちらも375mlと750mlの2サイズ展開。
スイーツやサラダ料理など、あっさりと楽しめる料理によく合います。さわやかな風味と飲みやすさを求めるなら、こちらを選びましょう。
「DRY」と「SWEET」がセットになった商品もあるので、飲み比べやギフトとしても購入できます。
弘前城しいどる
弘前銘醸株式会社
弘前産の新鮮なりんごと日本最古のソメイヨシノから採取した酵母を使用した、甘口のシードルです。アルコール度数は3%で、内容量は500ml。
ろ過をしない製法で、しぼりたてのような華やかな甘さが楽しめます。
あまりお酒を飲まない人や、ほろ酔い気分を味わいたい人におすすめです。
サラダや塩味の効いた前菜、フルーツを使ったスイーツと一緒にお召し上がりください。
Hiroka Cidre Eikoga
Komei&Koju Dry
弘果グループオリジナル品種である「黄明」と「幸寿」のミックス果汁で製造したシードルです。
「Komei&Koju」よりも辛口で、透き通った見た目からは想像できないほど、飲みごたえのある仕上がりとなっています。
アルコール度数は6%、内容量は500ml。
シードルが初めての人には、軽やかな味わいで飲みやすい「Hiroka Cidre Eikoga」がおすすめです。
ニッカウヰスキー(株)弘前工場~
ニッカシードル~アサヒビール(株)
生のりんごを丸ごと搾り、熱を一切加えることのない特別な製法で造っているニッカシードルは、全部で3種類あります。
りんごの自然な甘さが楽しめる「SWEET」はやや甘口で、アルコール度数3%。
すっきりとした味わいの「DRY」はやや辛口で、アルコール度数5%。
華やかでフルーティーな「ROSE」はやや甘口で、アルコール度数4%。
内容量は200ml、500ml、720ml(「ROSE」は200mlと720mlのみ)が展開されています。
もりやま園
テキカカシードル
明治から100年以上続くもりやま園が、摘果作業で摘み取られる未成熟な果実を活用して造った、世界初のシードルです。
そのまま食べると渋くて酸っぱい摘果りんごは、本来ならばそのまま捨てられてしまいます。
しかし、シードルの味わい深さを出すにはその成分が必要と判断したもりやま園。70%の摘果りんごと30%の完熟りんごを合わせることで、甘さを抑えたシードルになりました。
ビールのような爽快でクリアな味わいをお楽しみください。